既報の通り、7月1日に緒形拳研究を立ち上げて、さて、資料整理も一段階アップと思っています。1日にはまた緒形邸から書籍をはじめとする資料類を運び込んできましたので、またまた共同会議室のテーブルにはダンボール箱が並びます。
書籍は最終的には何らかの処分をしなければなりません。ただ、一人の俳優がどのような蔵書を形成していたのかというのは、興味深いと思います。緒形さんは読書家でもありました。そのおおもとはお金がなくて北條秀司邸に居候していた頃、北條先生からとにかく本を読めといわれて蔵書を片っ端から読んだと聞いています。それが本人とって大きな財産になったとのことでした。北條先生は、脚本を書くにあたってとにかく資料を集めますので、蔵書も膨大で、2万点くらいあります。そちらもまた興味深いです。
というのが昨日までで、今日は午後から大学院生の浦さんが資料整理の手伝いに来てくれましたので、スクラップブックやビデオ類を容器に入れて整理しました。おかげさまでちょっとはスッキリしました。まだまだ作業は続きます。
馬場弘臣